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◆児童発達支援の仕事を選んだきっかけは何ですか?

高校生の頃、障がい児施設でボランティアをした経験があります。
初めてのことで戸惑いもありましたが、子どもたちが笑ったり泣いたりしている様子を見て、「どうしてこんなふうに反応するんだろう?」と自然に興味が湧いてきました。

その後すぐにこの分野に進んだわけではなく、祖母が大好きだったこともあり、長年老人施設で働いていました。
ですが、いつも心の中には、あの時出会った子どもたちの笑顔が残っていて、「またあの笑顔が見たい」「一緒にできることを増やしたい」という気持ちがずっとありました。

支援を必要とする子どもたちと同じ楽しさを共有したい、いろいろな経験を一緒にしてほしい、という想いから放課後等デイサービスに転職し、今に至ります。

◆現在の担当業務について教えてください。

現在、児童発達支援管理責任者としての役割に加え、業務副部長も務めさせていただいています。
業務副部長としては、現在埼玉県内の事業所を管轄しており、エリアマネージャーと連携しながら、各事業所の課題解決や発展、そして安定した運営を目指して取り組んでいます。

【良い支援】は【良い職場環境】から生まれると考えているので、両方のバランスを大切にしながら取り組んでいます。

◆やりがいを感じるのはどんな時ですか?

やっぱり、何と言っても子どもたちの笑顔です。これに尽きます。
できなかったことが少しずつできるようになったり、楽しそうに過ごしている姿を見ると、本当に嬉しくなります。

また、保護者の方から「この事業所にお願いしてよかったです」や「友達にここを紹介しました」と言っていただけたときも、「頑張っていてよかったな」と心から思えます。
保護者様との信頼関係が築けた瞬間でもあり、大きなやりがいを感じる場面です。

子どもと保護者様、両方の笑顔が見られること、それがこの仕事の一番の魅力です。

◆入社後に苦労したことはありますか?また、どのようにして乗り越えましたか?

老人介護の現場で働いていたため、児童の障がい特性や関わり方については分からないことだらけで、本当に苦労しました。
「この対応でよかったのかな…」と毎日のように自問自答し、悩みながら過ごしていました。

でも、悩むだけでは前に進めないと思い、視点を学ぶことに切り替えました。
書籍やインターネット、先輩方からの助言など、あらゆる手段を使ってひたすら勉強しました。

ただ、現場は教科書通りにはいかないことも多いです。
最低限の知識を身につけたうえで、現場での経験を重ねながら、臨機応変に対応する力も少しずつ育ててきました。

◆印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

小学校5年生の男の子で、偏食が多く、保護者の方もとても悩まれているお子さんがいました。
関わり始めたのが高学年だったこともあり、すぐに改善するのは難しいかもしれないと思っていました。

そこで、日々の活動の中に調理を取り入れ、放課後には一緒におやつ作り、休校日には昼食作りを取り入れることにしました。
みんなでメニューを考え、時間があるときは一緒に買い物にも行き、調理・食事までを一つの流れとして体験できるようにしました。

「苦手なものも一口チャレンジ!」と名前をつけて、無理強いせず、自主的に挑戦できるような雰囲気づくりも意識しました。
すると、中学校に上がる頃には食べられるものがどんどん増え、なんと夏休みにはお母様のサポートのもと、キャラ弁を作って持ってきてくれたんです!

時間はかかりましたが、確かな成長を間近で感じることができました。
あらためて、「食育の意義」や「関わりの積み重ねの大切さ」を実感できたエピソードです。

◆子どもたちとの関わりで意識していることはなんですか?

言葉をかけすぎないように気をつけています。
説明や声かけが多くなりすぎると、かえって伝わりにくくなってしまうこともあるので、そのぶん、ハイタッチや頭を撫でるなど、身体で感じ取れるコミュニケーションを意識しています。

また、褒めること、目線を合わせること、そして支援者としての愛情をどうやって子どもに伝えていくかそういった部分も、日々大切にしています。

◆他の職員との連携で大切にしていることはありますか?

支援中以外での積極的な関わりを意識しており、例えば学校迎えの車内や送迎終了後など、職員と2人きりになれるタイミングで何気ない会話を交え、今の状況や悩みを把握できるよう心がけています。
また、基本的な言葉のかけあいとしてありがとうを大切にしています。
ミーティングでは、話しやすい空気作りを意識し、互いの意見が出しやすい関係性を築いています。
さらに、職員からの提案は「まずは一度やってみる」姿勢をチームで共有、検討し、実施後には全体でフィードバックを行いながら都度修正を重ねています。

職員一人ひとりからの発信を大切にし、リスクマネジメントの視点を持ちながら安心して行動に移せるようサポートしています。

◆縁グループのいいところを教えてください。

前向きな気持ちがあれば、年齢や経験に関係なくスキルアップが可能な点です。
管理者や児童発達支援管理責任者など、キャリアアップに挑戦しやすい環境があります。

事業所数は多いですが、各エリアに軸となる信頼できる人材がいるため、支援の質や働きやすさなども丁寧に検討されています。
現場の声をしっかり聞き、反映してもらえることが多いのも大きな魅力です。

また会社全体が現場の意見を尊重してくれる姿勢があり、現場を大事にしてくれていると日々感じながら働くことができます。
年間休日が多く、プライベートの時間も大切にしながら働ける環境が整っています。

仕事と家庭の両立もしやすく、長く安心して働ける職場です。

◆児童発達支援のお仕事に興味がある方へメッセージをお願いします。18歳までという大切な時期を過ごすお子さまの成長を支えながら、一緒にできることを増やして卒業を迎える、その瞬間に立ち会える、とてもやりがいのあるお仕事です。
「子どもが好き」という気持ちが、何よりも大切なスタートです。
子どもたちの笑顔や成長を一緒に喜びながら、温かく支えてくれる方と働けたら嬉しいです。

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